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大学堂薬局
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【白菜】

《特徴》
鍋物の季節になると、白菜の出番が多くなりますね。白菜は、影の実力者とも言うべき優れた栄養があり、なくてはならない存在です。

《性と味》
甘 涼

《体内で作用する場所》(帰経)
胃 大腸 小腸

《栄養と体への有益な作用》
白菜は水分がほとんどですが、果物よりも豊富なビタミンC、カルシウム、鉄を含みます。これらはりんごの5~10倍にもなります。白菜を350~400グラム食べると、ビタミンCの一日の必要量がまかなえます。風邪を予防するためにもとても良いですね。

また、微量元素の亜鉛も肉や卵くらい多く含まれています。亜鉛のようなミネラルは、体内でタンパク合成や免疫力のアップに重要なかかわりのある成分です。この、亜鉛などのミネラルは、幼児の発育、精子の運動力、ホルモンのバランスを保つ、傷や粘膜の修復、などの原動力となる物です。微量ながらもなくてはならない必要不可欠な成分です。

また、白菜が含んでいる粗繊維は、胃腸の蠕動運動を促進し、食欲を促します。

白菜は、「清熱」といって、熱を冷ます働きがあります。とくに、お酒による熱毒(酒毒)をとる働きが良く知られています。これは生で食べると効果が高いですが、漬物は塩分が強いので食べすぎは禁物です。絞り汁が良いでしょう。

また、煮て食べることで、消化も良くなり、体のほてりを冷ます効果もあります。口が渇き、胸やけがする、と言う方にとても良いです。

また、最近の研究では、ジチオールチオニンと言う成分が、発ガン物質から細胞を守り、モリブデンと言う微量元素が発ガン物質の体内への吸収、蓄積を止める、と言う働きがあることが知られてきています。

いつも脇役の白菜ですが、主役に劣らない成分がたっぷりです。成分が溶け出たおつゆも残さずいただいて、病気知らずの体を目指しましょう。