【目指せっ!錆びないカ・ラ・ダ  vol.5】


   【目指せっ!錆びないカ・ラ・ダ  vol.5 】



ここまで述べてきたように「錆びないカラダ」を作るためには「活性酸素を増やさない」「すばやく消去する」ことが大切です。

 ここからは、私たちの日常生活で活かせる効酸化のノウハウを考えて行きたいと思います。
 

 《錆びないカラダを作る食品》

 それぞれの食品の特徴から効酸化作用を見てみましょう。

 三大要素は「酸味」「渋味」「色」です。

 例えば・・・ 

 酸味 → ビタミンC・クエン酸

 渋味 → ポリフェノール類

 ・・というようにそれぞれ様々な効酸化作用があるのです。



     ~代表的な色素と効酸化作用~

 ●赤色

 <アスタキサンチン>

 えび・カニ・サケ・鯛などの皮や殻などの表面、身色の赤い

 魚介類などに含まれている。脂溶性の効酸化物質。

 *ビタミンCなど水溶性の効酸化物質と一緒に摂取すると良い!

 <リコピン>

 トマトやスイカに含まれる。脂溶性の効酸化物質。

 高い効酸化作用が認められる。
 
 *脂溶性なのでトマトも生で食べるより、油で調理したほうが
 
  吸収率が高くなる!

 <アントシアニン>

 ブルーベリー、サツマイモなどに含まれる。

 活性酸素の発生を抑制する効酸化物質。
 
 *摂取から4時間程度でその作用がみられ、24時間後には消滅。

  毎日、摂取するのがポイント!


 ●黄色・橙色

 <β-カロテン>

 にんじん、かぼちゃなどに含まれる。

 *ビタミン類と一緒に摂取すると、より高い効酸化 作用を発揮!

 <β-クリプトキサンチン>

 ミカンに多く含まれている。主に、血液中に存在している。

 <クルクミン>

 ウコンに含まれる。体内のフリーラジカルを直接消 去し、効酸化酵素を活性化させる。

 *ただし!ウコンの過剰摂取は消化管障害をおこす ことがあるので注意!適量摂取を心がけて。


 ●黒色

 <セサミノ-ル>

 ゴマ(黒ゴマのほうがやや多い)に含まれる。
 
 *ほうれん草などの緑黄色野菜をゴマ和えなどにす ると効酸化力がアップする!


 このように、毎日の食事の中で口にすることの多い 食品の中にも効酸化パワーの含まれているものがたくさんあります。

 しかし、効酸化物質は、それぞれターゲットとする 活性酸素が

 決まっているので、ひとつの食品をたくさん食べる のではなく、いろいろな種類の食品をまんべんなく 食べて、体内のより多くの活性酸素に対抗できるよ うにすることが大切なポイントなのです!