【目指せっ!錆びないカ・ラ・ダ vol.2】


     目指せっ!錆びないカ・ラ・ダ vol.2



    《活性酸素が発生しやすい要因!》

“活性酸素”は私たちが呼吸をし、食物を食べると言う日常の生体活動の中でも常時発生しているわけですが、その他の様々な外的要因によっても発生しやすくなる特性があります。毎日の生活の中でそう言った「活性酸素の発生しやすい要因」を知り、少しでも減らす事が大切なのです。

     ~活性酸素の大量発生要因~

 ●食品添加物

 加工食品などで利用されることの多い“食品添加  物”が体内に入り

 肝臓で解毒される際に、活性酸素が多く発生しま  す。


 ●残留農薬

 “残留農薬”は、効力や持続性の高いものが多く、 たとえ微量でも

 体内に入ると解毒されにくく、大量の活性酸素が発 生する要因です。

 
 ●タバコ

 もともとタバコの煙の中には活性酸素の一つである“過酸化水素”が

 含まれています。また“タール”も体内に入ると異 物を除去しようと

 して免疫システムが働くので活性酸素が多く発生し ます。  

 
 ●大量のアルコール

 アルコールも適量であればいろいろ良い効用もある とされていますが

 やはり過ぎたるは・・・です。

 アルコールが体内に入ると“チトクロム”と言う酵 素によって毒性の

 強い“アセトアルデヒド”から無毒の“酢酸”に解 毒されるわけですが

 その過程で活性酸素が発生するため、アルコールの 摂取量が多ければ

 それに伴い活性酸素も増加することになります。
 

 ●過激な運動(無酸素運動)

 運動は健康のために必要なことですが、過激な運動 をすると呼吸量や

 酸素消費量が増加するため、同時に活性酸素も増加 してしまいます。


 ●大気汚染

 車の排気ガスや化学物質などで汚染された空気を常 に吸っていると、

 タバコの場合と同様に肺で免疫システムが働き、活 性酸素が発生します。

 交通量の多い大きな道路や工場地帯などに住んでい るとリスクが高いと

 言われています。


 ●紫外線・X線

 紫外線やX線は、肌や細胞内の水分を破壊してしま  い、大量の活性酸素を

 発生させる要因です。それだけでなく、DNAにも損傷 を与えるためガンの

 原因になることもあります。

 
 ●ストレス 

 ストレスを受けると“交感神経”が刺激されて胃の 血管が収縮し、血流が

 一時的に途絶えます。そして、ストレスから開放さ れてホッとすると

 収縮していた血管は広がり、血流が再開されるので す。

 このときに、酸素が一気に血管内に流れ込むため、 大量の活性酸素が発生

 するのです。また、血流が再開されたときに、酸欠 状態で壊れてしまった

 組織片を除去するため、白血球の働きが活発にな  り、白血球自体も

 活性酸素を撒き散らすので、正常な組織まで傷つく ので、組織の損傷が進んでしまうのです。


 《役にも立ってる活性酸素!?》
 
ここまでは「イイところ無し!」の活性酸素ですが、実は、私たちにとって無くてはならない有効な働きもしているのです。

 
私たちの身体の中に風邪などの病気のウィルスが侵入すると、免疫システムが働き、血液中の白血球が増えてウィルスを攻撃します。

その際、活性酸素が発生してウィルスなどを殺菌してくれるのです。


食事や呼吸によって体内に入ってきた有毒な物質は、肝臓で各種の酵素によって解毒されます。

その際も、活性酸素の作用により有毒な物質が無毒化されているのです。


 晴れた日の布団干しや、衣替えの時期の衣類の虫干 し。洗った洗濯物を太陽光線に当てて干すことによ る殺菌効果は周知のことですが、実は、これにも活 性酸素がかかわっています。

 布団や衣類に付着した雑菌に、日光の紫外線を当て ることにより、

 大量の活性酸素を発生させて殺菌を促しているので す。
 しかし、活性酸素はいわば“諸刃の剣”とも言える もので、ウィルスや有毒物質に作用すると同時に、 健康な組織までも傷つけてしまいます。

 そして紫外線も私たちの肌に当たった場合には、そ の刺激により皮膚組織に大量の活性酸素が発生して しまうのです。